みなさん、こんにちは!
連載 「売れる!色彩分析」、第2回目をお届けします。
さて、今月のテーマは、ブルボンのチョコレート菓子「アルフォート」。
前回は、シリーズ全体の概要をお話ししました。
No.01-1 ブルボン「アルフォート」シリーズ
今回からは、シリーズ商品それぞれのカラーデザインに注目していきます。
まずは、青いパッケージのミニチョコレート[コクのあるミルク味]です。
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ブルボン アルフォートミニチョコレート[コクのあるミルク味]
※写真の撮影環境により、色ずれが生じていることがあります。
※カラーサンプルは近似色です。
※ご使用のPC環境によっても、色の見え方は異なります。
鮮やかな青が印象的な、ミニチョコレート[コクのあるミルク味]。
[コクのあるミルク味]ということは、つまり、ミルクチョコレートですよね。
実は、青いミルクチョコレートって、ちょっと珍しいんです。
というのは、日本の場合、ミルクチョコレートは赤が多いのです。
その理由は、赤が “甘さ” を連想させる色だから。
青は、赤の反対色として、ビターチョコレートに多く使われてきました。
ところが、ヨーロッパでは、ミルクチョコレートは青が多いそうです。
これは青が、牧場の空や牛乳の新鮮さをイメージさせるからだと思われます。
赤は、青の反対色として、ビターチョコレートに使われるようです。
日本でも、牛乳のパッケージには青が多くみられます。
青はミルクのイメージを伝えやすい、という点は、共通しているといえそうです。
最後に、配色のお話しです。
このパッケージの配色は、「対照色相配色(たいしょうしきそうはいしょく)」
という配色理論に当てはまります。
対照色相配色は、色相(赤・青などの色み)が対照的な色同士による配色です。
面積比を大きくすることで、快い際立ちのある配色になります。
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第2回目の連載 「売れる!色彩分析」は、以上です。
次回は、赤いパッケージの「ミニチョコレートリッチミルク[豊かなミルク風味]」
に注目します。
どうぞお楽しみに!
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より詳しい分析を知りたい方は、ぜひ、製品版の
商品色彩 DATA BANK No.01
ブルボン「アルフォート」
をご覧ください。
◎この青の、より的確な色名とは?
◎この青が伝えている、商品の特徴とは?
◎この青が商品に与えるイメージとは?
◎対照色相配色について、もっと詳しく!
そのほか、この連載ではお伝えしきれない情報が、きゅっと詰まっています!
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